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ゲヒルン、マネージドインフラサービス「Gehirn Web Services」をリニューアル

 さくらインターネットグループのゲヒルン株式会社は20日、さくらインターネット株式会社と協力して、マネージドインターネットインフラストラクチャサービス「Gehirn Web Services」をリニューアルした。

 Gehirn Web Servicesでは、VPSのような安定性とコンソールから設定が行える簡単さを兼ね備えたレンタルサーバーサービス「Gehirn RS2 Plus」や、DNSサービス「Gehirn DNS」など、法人向けのさまざまなインターネットインフラサービスを提供している。設計・構築・運用はすべてゲヒルンが行うマネージドのサービスで、法人が必要なセキュリティやコンプライアンス要件を満たすため、ゲヒルンのセキュリティ専門チームが設計監査や脆弱性診断を実施し、これらの検査に合格したサービスのみを提供する。

Gehirn RS2 Plusサービス概念図

 今回のリニューアルでは、レンタルサーバー「Gehirn RS2 Plus」の基盤に、さくらインターネットの「さくらの専用サーバ」を採用した。これにより、アプリケーションワークロードを高速に処理できるようになり、パフォーマンスが大幅に向上。料金プランも従来の3パターンから5パターンに拡大し、ビジネスにより適したプランを選択できるようにした。

 Gehirn RS2 Plusのサービスプランと料金(税別)は、CPU 1コア・メモリ1GB・SSD 25GBの「ベーシック」が日額40円、CPU 1コア・メモリ2GB・SSD 50GBの「スタンダード」が日額60円、CPU 2コア・メモリ4GB・SSD 100GBの「プロ」が日額120円、CPU 4コア・メモリ8GB・SSD 200GBの「ビジネス」が日額240円、CPU 8コア・メモリ16GB・SSD 400GBの「エンタープライズ」が日額480円。

Gehirn RS2 Plusの新料金プラン

 また、従来の操作感はそのままに、ウェブコンソールを一新したほか、複数人でサービスを利用する法人向けの権限管理・アクセス制御機能を強化した。

 Gehirn Web Servicesでは、複数人がそれぞれの「Gehirn ID」を持ち、認証情報を共有することなく安全にサービスを利用できる。従来は「拒否」「読み取り」「フルアクセス」の3段階でのアクセス制御設定だったが、今回のリニューアルで「ロールベースアクセス制御機能」を新しく実装。これにより、それぞれのGehirn IDやAPIクライアントごとに、「プロジェクトにメンバーを招待する」「DNSサービスからドメインを削除する」「Gehirn RS2 Plusのアカウント一覧を参照する」など操作単位でのポリシー定義を行い、より柔軟なアクセス制御を行えるようになった。

 ゲヒルンとさくらインターネットは、今後もグループシナジーを生かし、よりよいサービス提供に尽力すると説明。またリニューアルに伴い、Gehirn Web Servicesで利用できる1500円分のクーポンをプレゼントするキャンペーンも実施する。