CTCが英国企業と協業、欧州の日系企業向けにITサービスを提供

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は19日、欧州でITサービスを提供する英Newton Information Technology（以下、Newton IT）と、欧州でのITサービス事業について業務提携すると発表した。両社では同日より、日系企業を中心に欧州での営業活動を開始するという。

　CTCは、2012年からASEAN・北米でのグローバル展開を本格的に開始してきたが、今年度からの3カ年中期経営計画「Opening New Horizons」では、重点施策の1つにグローバルビジネスの拡大を掲げ、グローバル関連ビジネスで600億円の売上を目標としている。このため同社では、欧州での新規ソリューション開拓や先進技術の発掘を目的として、R＆D拠点開設も視野に入れ、グローバル展開を図ってきたとのこと。

　一方Newton ITは、20年以上にわたって英国でSIサービスを提供しているIT企業。欧州を中心とした世界14カ国において、ICT基盤、ERPシステム、アプリケーション開発を含めた領域で、コンサルティングからシステム構築、運用・保守まで、ワンストップのサービスを展開しているという。

　今後CTCは、欧州を中心としてNewton ITとの協業を推進。セキュリティ、RPAをはじめとする最新アプリケーション、ITインフラなどさまざまな分野での共同ソリューション提供を検討するという。

　また、顧客企業の多様化するITニーズに応じた営業・マーケティング活動も強化し、ASEAN・北米と連携し、グローバルレベルで顧客サポートを提供していく考えだ。