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CA Technologiesと日立ソリューションズ東日本、企業の収益最大化実現に向けた戦略的協業を発表

両社製品の連携ソリューションを7月提供開始

 CA Technologiesと株式会社日立ソリューションズ東日本は18日、プロジェクト管理の高度化と製品開発ポートフォリオの最適化による収益最大化実現に向けた戦略的協業を発表した。協業により、両社製品「CA Project & Portfolio Management(CA PPM)」「SynViz S2」の連携ソリューションを7月に提供開始する。

 CA PPMは、コンセプトからキャッシュまで、イノベーションのライフサイクル全体を管理する単一のプラットフォーム。CA PPMにより、企業はITプロジェクト、製品開発およびサービス提供を収集し、優先順位を付け、計画して実行することができる。また、企業、IT、サービス、製品ポートフォリオを最適化し、スケジュール通りに予算内で高品質を確保するために必要な、統合された包括的なプロジェクト管理機能を提供する。

 SynViz S2は、工程表の自動展開、編集、成果物登録などの基本的なプロジェクト管理の機能に加え、業務ポータルによりプロジェクトに関連したデータの統合管理を実現する、
製造業向けのプロジェクト管理製品。ウェブ環境での機能・操作性を高めたほか、コストや生産性などのプロジェクト管理指標の統合管理、APIの充実による容易なアドオン開発、既存システムや表計算データとの連携を可能にしており、複数の工程管理ツールと連携した利用など、現場に合わせた柔軟な運用にも対応する。

 両社では、CA PPMとSynViz S2の連携ソリューションによって、企業は新製品開発における投資の最適化が可能となり、限られた経営リソースの効果的運用を実現すると説明。このソリューションは、「戦略と戦術の管理」と「プロジェクトの実行」の2つの統合的な情報基盤によって構成されており、グローバルに展開する日本の製造業にとってニーズを満たす最適なソリューションになるとしている。

 協業では、新しいソリューションの提供に加え、共同でのマーケティング、販売活動、製品開発を視野に入れ、活動を開始。 主な協業における具体的な活動としては、6月20日~22日に東京ビッグサイトで開催される「第29回 設計・製造ソリューション展(DMS)」への共同出展や、フォローアップセミナーの実施、ホワイトペーパーや事例集の提供、OEM販売を視野に入れた製品開発の共同実施などを挙げている。