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BIプラットフォーム「WebFOCUS」、NTTグループ53社が利用する共通経理基盤に採用

 株式会社アシストは5日、同社が提供するエンタープライズBIプラットフォーム「WebFOCUS」が、NTTグループ企業53社、利用者数10万人を超える共通経理システムのレポーティング基盤として採用されたと発表した。

 採用はNTTグループの間接業務のシェアードサービスを担うエヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ株式会社(以下、NTTビジネスアソシエ)が、設計・開発・運用・保守はエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)がそれぞれ担っている。

 NTTグループでは、ハードウェアの保守や操作性の低下などの課題から、既存の共通経理基盤システムの更改を2015年に決定。システム更改にあたっては、1)高可用性、2)利用者数増加への柔軟な対応、3)シェアードサービスが前提となるため、主務/兼務などグループをまたがった役割や業務に応じた柔軟なセキュリティ設定、4)従来のレポート要件やインターフェースを踏襲しながら操作性を向上――の4点が必須要件として求められた

 これらの要件をすべて満たすとともに、24時間365日稼働するシステムであるため、安定したサービス提供が可能な製品であることや、高負荷・長時間リクエストへの対応も可能、バックアップやメンテナンス、ログ管理などに対する基準もクリア、長期に渡る安定したサポートが可能であることなどから、WebFOCUSの採用に至った。

 また、CPUでの課金体系であるため利用人数に制限がなく、追加コストが発生しないこと、外部の認証ソースとの連携に長け、グループをまたがる役割や業務に応じた柔軟なセキュリティ設定が実装できたこと、ポータルの一部としてシングルサインオンでシームレスに連携できたこと、4.基幹システムへのアドオン開発と比較し、ツールの機能で必要な要件をカバーできることなども決め手となった。

 新共通経理基盤システムは、10万人を超える利用者数にも関わらず、ユーザーからの問い合わせもほとんどなく、安定的に稼働しているという。