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日立とトレンドマイクロ、サイバーセキュリティ分野の人材育成で協業

 株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立インフォメーションアカデミー、トレンドマイクロ株式会社の3社は6日、国内で不足するセキュリティ人材の育成加速を目的に、サイバーセキュリティ分野での人材育成に関する協業で合意したと発表した。

 3社では、サイバー攻撃のリスクが高まっている一方、セキュリティ人材は2020年に国内で約20万人不足すると言われるなど、その育成が急務となっていると説明。協業により、3社の強みを生かした新たな人材育成事業を推進する。

 トレンドマイクロが有する国内外の脅威動向や最新の攻撃シナリオといったサイバーセキュリティに関する独自の知見と、日立が幅広い分野で培ってきたシステムの開発・運用ノウハウ、日立グループ内外に研修サービスを提供する日立インフォメーションアカデミーの人材育成ノウハウを活用し、研修カリキュラムや教材といった教育コンテンツの企画・開発から研修サービスの運用までを共同で推進する。

 協業の第一弾として、日立グループ社員約2000人の受講実績がある、トレンドマイクロの知見を取り入れた「サイバー攻撃対応研修」を、一般に広く活用できるカリキュラムに改訂し、日立インフォメーションアカデミーが2018年10月から提供する。研修は、2019年3月までに顧客企業から1000人の受講者の獲得を目指す。