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ドリーム・アーツ、次世代型インテリジェントクラウドDB「hibiki」を発表

 株式会社ドリーム・アーツは31日、次世代型インテリジェントクラウドデータベース「hibiki」を発表し、サービスのクローズドβ版の受け付けを開始した。

 hibikiは、クラウド、ビッグデータ、AIなどのファクターを採用した、ドリーム・アーツ製品群の先駆けとなるサービス。サービス基盤としてMicrosoft Azureを採用し、利用規模の変化やコンテンツの増加にも柔軟に対応できる環境を実現。hibikiにより、企業は自社の資産であるビッグデータと外部のサービスを連携させ、最速かつ最大量の価値を生み出せるとしている。

 たとえば、hibikiで顧客訪問レポートを作成し、日々蓄積される膨大なレポート(ビッグデータ)と、外部のさまざまなサービスとのAPI連携を実現することで、ベテラン営業マンの勘や独自のルール設定によって検知されてきた「クレームにつながりそうな案件」を、AI技術であるアノマリ検知技術を活用し、ビッグデータからクレームにつながる案件を予測できるようになる。

 また、Power BIをはじめとした分析ツールとビッグデータを連携することで、日々の分析結果を自動的にレポートとして可視化できるようになり、ビッグデータに裏打ちされたレポートからヒントを得ることで、日々の営業アクションを高速かつ的確に進められるようになると説明。すでに企業内に存在する基幹システムをはじめ、請求書作成やスケジュール・タスク管理、名刺管理など、ERPパッケージを代替する外部サービスなどとAPI経由で連携するエコシステムを構築できる。

 ドリーム・アーツでは現在、ビジネス現場の業務をシステム化するアプリケーション基盤として、ウェブデータベース、文書管理、ワークフロー機能を搭載するウェブデータベース「ひびきSm@rtDB」を提供している。

 これに対して、今回発表した「hibiki」は、企業が持つビッグデータをAPI経由でさまざまな外部のサービスとつなぎ、新たな価値を創造する、オープンイノベーションを加速させるサービスになると説明。また、既存のドリーム・アーツの製品やサービスと連携し、特に「hibiki」と同様に最新のクラウドアーキテクチャを持つ、エンタープライズに特化したコミュニケーションを支援するモバイルアプリケーション基盤「知話輪」とは、高い親和性と発展性を有するとしている。

 hibikiは、5月31日からクローズドβ版の受け付けを開始。申し込み企業には、ベーシックプラン(1ユーザーあたり月額780円)を、1カ月間無償で提供する。