ドリーム・アーツ、エンタープライズチャットサービス 「知話輪（ちわわ）」を提供開始

　株式会社ドリーム・アーツは24日、エンタープライズに特化したチャット・SNSサービス「知話輪（ちわわ）」をリリースした。大規模企業向けグループウェア「INSUITE」の利用が前提で、iOS向けアプリがApp Storeで公開されている。

　「知話輪」は、すべての業務の入り口となるフロントアプリとして、現場で得た気付きや感覚を共有し合い、組織的な現場変革を支援するサービス。スマートデバイスにおけるポータルとして、「すべての仕事がここから始まる」現場で必要な情報の見せ方にこだわってデザインされたタイムラインに、ビジネスの現場で起きている出来事を集約。現場感覚が経営レベルの判断材料として活かされ、企業の競争力を向上させるとしている。

「知話輪」のイメージ画面

　また、PCをベースとした外部の業務システムと連携するAPIを公開。例えば、毎日定期的に、在庫など経理情報を集計してレポートを作り、各ユーザーのタイムラインに表示したり、適切なタイミングで「プッシュ通知」を届けることなどができる。

　このほか、グループメッセージ、個人メッセージ、通知先指定とプッシュ通知、リアクション、写真投稿、プロフィール確認などの機能を備える。

　「知話輪」は、クラウドサービスとして「Free」「Basic」「Enterprise」の3つのプランを提供。利用には、11月にリリースされたINSUITEの最新版（ver3.5）が必要で、INSUITEとのユーザー連携により、ユーザー情報や組織情報が引き継がれた状態で利用できる。

　サービス開始時点では無料の「Free」プランが利用でき、「Basic」および「Enterprise」プランについては2017年に発表予定。「Free」プランはメッセージの保持期限を30日に制限しているが、APIの連携を含め各種機能を利用できる。