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インターポレーション、統合型IoTプラットフォーム「Interpolation Platform」を提供

 株式会社インターポレーションは31日、自社開発のIoTプラットフォーム「Interpolation Platform」を、6月15日より提供開始すると発表した。日本をはじめ、米国、欧州、東南アジアで提供するという。

 Interpolation Platformは、LPWAネットワークの管理ツール「NOCXX(ノックス)」、データの可視化ツール「VIZIXX(ビジックス)」、複数のクラウドを同時に管理するツール「STACXX(スタックス)」、といった3つのソフトウェアで構成されるIoTプラットフォーム。IoTの導入・利用が進展している欧州で蓄積されたノウハウと実績を吸収した上で、利用しやすさを加味した独自のプラットフォームとして開発したという。

 開発作業やコーディングは一切不要で、シンプルなデザイン性かつ操作性を重視したUI/UXを備えており、開発者ではなく、運用担当者やユーザー企業が利用できるように工夫されている。

 製品としては、2017年11月よりNOCXXが先行して提供されていたが、今回VIZIXXとSTACXXをラインアップに加えたことにより、総合的なIoTプラットフォームとしての展開が可能になった。

 センサーによってセンシングされたデータは、各通信プロトコルのゲートウェイを通じて送信され、NOCXXで管理・制御が行われる。こうして集められたデータは、可視化ツールのVIZIXXにより、データをグラフ化するなど、可視化できるフォーマットへと変換されるという。また、センシングされたデータは、性格に応じて複数のクラウドをストレージとして利用することが多いが、ストレージ管理ツールのSTACXXを利用すると、これらのクラウドを同時に管理できるとのこと。

 なおNOCXXでは、LPWAネットワークを構築するのに必要なゲートウェイやセンサーをWebインターフェイスから簡単な操作で登録・削除でき、監視やオン/オフの切り替えなどを容易に行える。現在はLoRaWANの通信プロトコルに準拠しているが、2018年秋をめどに、LTE-MやNB-IoT、Sigfoxなどに対応する予定で、通信プロトコルにとらわれず、IoT通信の管理が可能になるとしている。

 プランとしては、3カ月無料で使える検証用の「フリープラン」に加え、サービスの規模に応じ、「ビジネス」「エンタープライズ」の両プランを用意した。