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ソフトバンク、企業のクラウド利用を支援するSaaS型セキュリティ管理サービス「Dome9」を国内提供

 ソフトバンク株式会社は28日、米Dome9 SecurityのSaaS型クラウドセキュリティ管理サービス「Dome9(ドームナイン)」を、同日より国内で提供開始すると発表した。ソフトバンクでは2017年にDome9 Securityへ出資しており、日本ではソフトバンクが独占的に取り扱うという。

【お詫びと訂正】

  • 初出時、サービスの説明としてCASBとしておりましたが、正確な表現ではなかったため、表記をあらためました。

 Dome9は、クラウド利用環境における各種セキュリティ設定や、コンプライアンスに必要なオペレーションを自動化できる、パブリッククラウドに特化した管理ソリューション。日々更新されるシステム環境を継続的にモニタリングし、見過ごしやすい設定ミスや不適切なセキュリティ設定を自動的に検知できるため、コンプランスに準拠した効率的で安全なクラウド環境を実現するとした。

 クラウドサービスは、グローバルに展開されている主要なものをカバーしており、ひとつの管理コンソールを通じて、複数アカウント、全リージョンのセキュリティの設定状況、コンプライアンスへの準拠状況を可視化できるという。

 さらに、アセスメントリポートに必要な評価結果を自動的に記録するので、月次、年次のコンプライアンス対応(報告、リポートの作成作業)が簡素化され、担当者の負担を軽減する。また、Amazon Web Services(AWS)のIAM(Identity and Access Management)情報のステータス表示や、IAM機能との連携による柔軟な管理機能を提供するとのこと。

 利用にあたっては、用いるアセット単位でライセンス使用料(年額)が発生する仕組みで、各種機能はクラウドサービスとして提供される。

管理コンソールの画面イメージ
コンプライアンス準拠状況を可視化