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キヤノンMJとホーチキ、ネットワークカメラと入退室管理システムの連携システムで協業強化

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)とホーチキ株式会社は28日、ネットワークカメラと入退室管理システムの連携システムで協業を強化すると発表した。

 近年、オフィスビルや商業施設などにネットワークカメラや入退室管理システムの導入が増えているが、ネットワークカメラや入退室管理システムは別の設備として構築されているため、緊急時にそれぞれのクライアント装置(以下、PC)の操作をしなければならなかったり、各設備が持つ時刻情報が異なる場合にログの照合に時間がかかったりするなど、迅速な確認がしにくくなっているという課題がある。

 こうした課題に対して、ホーチキの入退室管理システム「id・Techno for Professional II」を、キヤノンMJが販売するネットワークカメラのビデオ管理ソフトウェア「XProtect」と簡単に連携できるよう機能を拡張。これにより、PCからネットワークカメラと入退室管理システムのどちらも遠隔操作できるようになり、日常的な管理を一元化する。

 ホーチキでは、火災防災・防犯分野で製品の研究開発・製造・販売・施工・メンテナンスまで一貫体制で展開しており、建設業界において自動火災報知設備や入退室管理システムなどの弱電設備に関するノウハウを保有。キヤノンMJは、XProtectを軸に、ネットワークカメラとアライアンスパートナーのデバイスや業務システムなどを連携させることで、ニーズに合わせた映像ソリューションを提供している。

 両社は今後、互いの強みを生かしながら営業面と技術面で連携を強化し、今回の連携システムにとどまらない総合的な防災・防犯ソリューションの提供を目指すとしている。