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日商エレ、金融機関向けにクラウド型のVDIと閉域網を組み合わせた「セキュアクラウドVDIソリューション」を提供開始

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は14日、個人情報などのセンシティブなデータを扱う金融機関などに向けて、「VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure(以下、Horizon Cloud on Azure)」と閉域網を活用したリモートアクセスサービスを組み合わせた「セキュアクラウドVDIソリューション」の提供を開始した。

 日商エレでは、仮想デスクトップ(以下、VDI)が多くの企業で導入されている一方、オンプレミス型のVDIにはコストやセキュリティ面などに課題が多く、今後はクラウドを活用したVDIの提供や閉域網を使ったSIMの要望が増えてくることが予想されると説明。こうした状況を受け、Microsoft Azureを基盤としたソリューションを強化し、セキュアクラウドVDIソリューションをリリースする。

 ソリューションの第一弾は、Microsoft Azureに展開されるHorizon Cloud on Azure、インターネットを使用せずにAzureに接続できるエッジデバイス向けのAzure閉域SIMサービス、Azureと企業間をダイレクトに接続するAzure ExpressRoute、「クラウドインテグレーションサービス」で構成される。インターネットから隔離され、閉域で安全にAzureに展開されたVDIに接続できるため、セキュアで高品質な接続が求められる金融機関などに最適な選択肢となるとしている。

 セキュアクラウドVDIソリューションでは、クラウド、VDI、ネットワーク、デバイス、インテグレーションサービスをワンストップで提供。ソリューションにおけるクラウドインテグレーションサービスとして、導入前のアセスメントサービスや、顧客のビジネスゴールがクラウドVDIで実現できるかを確認できる「Horizon Cloud on Azure + Azure ExpressRouteフィジビリティスタディサービス」、Azure ExpressRouteや閉域SIMの設計、導入、サポートを提供する「Azureネットワーク導入サービス」、Horizon Cloud on Azure導入の設計、構築、運用設計支援を提供する「セキュアクラウドVDI導入サービス」、専任のアカウントマネージャーによる運用支援や追加のチューニング、コンサルタント、障害時のサポートを行う「カスタマーサクセスサービス」の各メニューを提供する。

 日商エレでは、クラウド化の要望に対応し、今回のソリューションを第一弾として、企業のテレワーク実現を支援するため、今後もテレワークソリューションの拡充を行っていくとしている。