Nutanix、クラウド利用を最適化するSaaS「Nutanix Beam」

　米Nutanixは9日（米国時間）、マルチクラウドのガバナンスを実現し、ほぼすべてのクラウドプラットフォームで企業の支出、セキュリティ、規制順守の管理を行えるSaaS「Nutanix Beam」を発表した。

　Nutanix Beamは、マルチクラウドの導入環境をより効果的に管理するためのSaaS型サービス。Nutanixが買収したMinjar Botmeticのサービスがベースになっており、Amazon Web Services（AWS）やMicrosoft Azureを対象に、10億ドルを超えるクラウド支出の管理に使われてきた実績があるという。

　顧客企業は、自らのパブリッククラウドの導入環境全体を可視性して明確に把握し、複雑性を軽減可能。AIベースのレコメンデーション機能により、IT部門は想定外のコストを把握してクラウド支出を最適化したり、潜在的な欠陥を見つけてセキュリティ体制を強化したり、複数のクラウドにまたがるコンプライアンスを向上したりできるとした。