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NTTレゾナント、「gooのAI」を活用したAIのセミオーダーソリューション「goo AI xDesign」を販売開始

 NTTレゾナント株式会社は19日、「gooのAI」を活用した自然な対話が可能なAIのセミオーダーソリューション「goo AI xDesign」の販売を開始した。

 NTTレゾナントでは、これまで独自開発を進めてきた「gooのAI」の技術について、ユーザーの集合知である約3000万件の「教えて!goo」のデータなどを活用し、最先端の研究成果を用いたディープラーニングで文脈理解の精度を上げることで、自然な対話を可能にしていると説明。この技術をこれまでに、恋愛相談AIサービス「教えて!goo」や、対話を通じて旅行プランを提案する「goo旅行AI」などの自社サービスのほか、顧客企業に導入してきた。

 こうして蓄積した技術・ノウハウを活かし、企業向けサービスとして、自然な対話が可能なAIを活用したセミオーダーソリューション「goo AI xDesign」として販売する。

 「goo AI xDesign」は、コンサルティングからAIサービスの創出までを一貫して支援する、自然対話型AIのセミオーダーソリューション。顧客企業が持つキャラクター情報やデータと、NTTレゾナントが持つAIエンジンを組み合わせて、キャラクターAIを生み出す。

 「goo AI xDesign」は大きく3工程に分かれており、はじめにコンサルティングで顧客の課題を抽出・AI活用の方針を提示し、次にAIのカスタマイズを行う。その後、必要なデータの作成サポートや、AIの学習・チューニングを通して、顧客の要望に応じたAIによるコミュニケーションチャネルを作る。

 「gooのAI」のノウハウである自然対話型AIを基に、キャラクターの性格をデータ(セリフ・シナリオなど)を用いて設定することで、まるでそのキャラクターと話しているかのようなリアル感のある対話が楽しめる「キャラクターAI」を作ることができると説明。顧客の要望に対して、自社開発の独自技術とgooのデータを活かし、ヒアリングからAIサービスの創出までの全工程を一貫して支援する。

 例えば、ネット通販サイトにおける商品レコメンド機能への活用や、旅行分野での観光プロモーション、ゲーム分野におけるユーザーロイヤリティ向上施策など、多様な業界の顧客接点ニーズに合わせてAIをチューニングできるとしている。