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マクニカ、グループ各社で展開してきたAI領域のビジネスを統合したAIソリューションサービスを始動

 株式会社マクニカは3日、これまでマクニカグループ各社で展開してきたAI領域におけるビジネスを統合し、AIソリューションサービスを始動すると発表した。

 マクニカでは、2020年までに日本では「ビッグデータ」「IoT」「人工知能」を担う先端IT人材が4万8000人不足すると試算されているとして、AIソリューションサービスはこの人材不足をテクノロジーで補い、持続的な成長へ寄与することを目的としている。

 AIソリューションサービスは、マクニカが提供するAIパートナーを活用したインテグレーションビジネス、海外パートナー製品を提供するビジネス、マクニカグループが提供するAIに関するコンサルティング・エンジニアリングサービスの3つのビジネスで構成される。

 AIパートナーを活用したインテグレーションビジネスでは、製造業における工場のシステムインテグレーションや産業機械へのソフトウェアの組込みを中心に、センサー、データの収集・加工・分析までをトータルで提供。今後、製造業に加え、交通インフラ、住宅設備、建設をターゲットに展開していくとともに、AIを活用した自動運転ソリューションおよびサービスの提供も進めていく。

 海外パートナー製品については、ネットワーク事業を担うマクニカネットワークスがサイバーセキュリティ、ネットワーク機器、クラウドサービスを中心に海外の最新ソリューションを輸入、付加価値をつけて販売しており、AIに特化した海外の最新ソリューションのポートフォリオ強化に注力するとともに、海外での先行的なユースケースを国内企業に展開し、国内におけるAIの活用支援を加速する。

 コンサルティング・エンジニアリングサービスについては、マクニカグループ各社のコンサルタントやエンジニアが、グローバルに獲得した知識と経験を生かし、顧客のビジネス課題とAI技術を繋ぐサポートをする。

 また、マクニカでは、データサイエンスと機械学習プラットフォームにおけるリーディングカンパニーの米H2O.aiでバイスプレジデントを務めたAvkash Chauhan氏を、AIソリューションサービスのリーダーの一員として迎え入れ、新たなAIソリューションの開発を加速するとしている。