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NEC、ビッグデータ分析「Data Platform for Hadoop」を機能強化、プロフェッショナルサービスも提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は3日、データの収集から蓄積/処理、分析までの一括対応を可能にする強化を行ったビックデータ分析プラットフォーム「Data Platform for Hadoop」と、顧客の具体的な業務課題をデータ分析により解決するプロフェショナルサービス「データインテグレーション・分析サービス」の提供を開始した。

 Data Platform for Hadoopは、NEC製ハードウェアと、Hadoopディストリビューションの1つであるHortonworks社の「Hortonworks Data Platform」とを組み合わせ、ビッグデータ向けに最適化されたHadoopアプライアンス製品。

 機能強化では、大規模データの分散並列処理による高度な分析、構造化データ・非構造化データの一元管理を実現する、現在提供中の「データ蓄積・処理」機能に加え、新たに「データ収集」機能や、AIエンジンなどを活用した「データ分析」機能を提供。これにより、データ収集から分析までが一連となった分析基盤の容易な導入が実現できる。

 データ収集機能では、リレーショナルデータベースのデータやログなどのストリームデータなど、多様なデータを容易かつセキュアに取込み、蓄積やリアルタイム処理のデータフロー設計も行う。

 データ分析機能では、オープンソースのAIエンジンを活用し、顧客の特徴・用途に応じたデータ分析を行う。また、今後はNECのAI技術群「NEC the WISE」の分析エンジンとも連携し、顧客の特徴に応じた各種提案など、提供価値をさらに高めていくとしている。

 また、現在提供中の「データプラットフォームサービス」と「最適システムメンテナンスサービス」に加え、新たに「データインテグレーション・分析サービス」を提供。サービスでは、Data Platform for Hadoopのリファレンスアーキテクチャーを元に、顧客のニーズに合わせ速やかに最適なシステムを導入する。

 データインテグレーション・分析サービス名の各サービスの価格(税別)は、「データインテグレーション」が440万円から、「データマイグレーション」が1330万円から、「データ見える化」が960万円から、「リアルタイム分析」が2220万円から、「セキュリティ&ガバナンス」が890万円から。

 NECとHortonworksでは、両社の協業関係のさらなる強化に合意。NECでは現在提供中の「Hortonworks Data Platform」と「Hortonworks DataFlow」に加え、新たにオープンソース向けのリアルタイムにセキュリティ脅威を検出するサイバーセキュリティ製品「Hortonworks CyberSecurity Platform」をはじめ、今後Hortonworksが提供するすべての製品、サービスをNECから提供する。また、販売地域についても、Hortonworksが展開する商用Hadoopディストリビューションの販売対象領域を、これまでのアジアと欧州の一部の国から全世界に拡大する。