ニュース

NECとHortonworks、ビッグデータの分散処理領域での協業を強化

 日本電気株式会社(以下、NEC)と米Hortonworksは25日、ビッグデータ活用における大規模分散処理プラットフォーム分野での戦略的協業を強化すると発表した。

 NECとHortonworksは、2015年9月にビッグデータの分散処理領域での協業を開始。多くのプロジェクトで連携し、通信事業者や銀行の案件を獲得してきたという。

 今回の協業強化に伴い、NECはHortonworksの最上位パートナーである「プラチナパートナー」に、国内で初めて認定された。NECでは、ビッグデータ向けに最適化されたHadoopアプライアンス製品「Data Platform for Hadoop」の開発と評価を行い、両社の顧客やパートナー企業に提供する。

 協業強化としては、NECとHortonworksは両社のエンジニアを連携させ、「Hortonworks Data Platform(HDPTM)」と、それを用いたリファレンスソリューションの設計と検証を行い、NECのアプライアンス製品の市場導入を加速する。

 また、Apache HadoopやApache Sparkなど、ビッグデータ関連の最新技術を活用することにより顧客収益の最大化を支援。Hortonworks認定のプラットフォームとリファレンスソリューションをNECから提供するとともに、Hadoopのバージョンを事前に検証することで、顧客のHadoopのアップグレードを支援する。

 ECやオンラインゲームなどストリームデータのリアルタイム分析プラットフォーム「Hortonworks DataFlow(HDFTM)」と、製品の導入・構築・運用支援サービス「Hortonworks Professional Services」もNECから提供。両社の共同プロモーションも実施し、最新のユースケースや市場動向の提供、顧客への共同提案をはじめ、設計や構築などでも連携する。

 NECでは、6月にインドに設立したビッグデータ分析ソリューションの専門組織「Center of Excellence for Analytics Platform & Solutions」を通じて、開発・導入・保守サポートまでの一貫した体制を、Hortonworksと共同で顧客やパートナーに提供するとしている。