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AIプロダクトの品質に対する適切な理解を啓発する「AIプロダクト品質保証コンソーシアム」が設立

 AIプロダクトの品質保証に関する調査・体系化、適用支援・応用、研究開発の推進と、AIプロダクトの品質に対する適切な理解を啓発する活動を目的とした「AIプロダクト品質保証コンソーシアム(略称、QA4AIコンソーシアム)」が26日、産学27の発起人・団体により設立され、活動を開始した。

 QA4AIコンソーシアムでは設立の背景について、AI技術は進化しながら普及の一途を辿り、さまざまな産業の競争力の源泉となるだけでなく、既存の産業構造を破壊・変革し、新たな産業を創出しており、それに伴ってAI技術を用いた製品やサービス(AIプロダクト)が生活や社会、経済に及ぼす影響も大きくなってきていると説明。

 一方で、AIプロダクトは品質保証技術の確立が進んでおらず、特に機械学習ではデータの学習によりふるまいが帰納的に決定されるため、「従来型のソフトウェアに対する品質保証手段が利用困難」「開発プロセスの管理による品質保証が困難」といった特質がある。こうしたことから、AIプロダクトに対する品質保証技術の調査・体系化、適用支援・応用、研究開発ともに、AIプロダクトの品質に対して技術的特質を踏まえた適切な理解を社会が持ちうる啓発活動を行うため、さまざまな技術と知恵を結集できるコンソーシアムの設立に至ったとしている。

 コンソーシアムでは、AIプロダクトの品質保証技術の調査・体系化や、品質保証技術の適用支援・応用例の収集、品質保証技術の研究開発の促進、品質保証レベルの策定と各レベルに必要とされる技術の対応付けといった活動を通じて、AI技術の活用・進化のさらなる促進と、AIプロダクトが生活に高度に融合した快適で安心な共生社会の実現に貢献していくと説明。今後、設立発起人・団体からの選任により運営委員会を構成し、運営・推進に必要な施策を推進していく。