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JINとNTTデータ、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けたグローバルスタートアッププログラム事業で協業

 一般社団法人Japan Innovation Network(以下:JIN)と株式会社NTTデータは22日、2015年9月に国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に向けた、SDGsグローバルスタートアッププログラム事業で協業することに合意したと発表した。

 SDGsは、持続可能な世界を実現するための17のゴールとその下の169のターゲットから構成される、2030年までの国際目標。

 JINとNTTでは、SDGsは企業にとっては未来を指向した「イノベーションの機会」と捉えられるが、複雑で広範な社会課題に対して、個々の企業が従来の事業や取り組みだけで解決策を提供することは容易ではないと説明。そこで、世界中のイノベーターのさまざまな知恵やソリューションを組み合わせるオープンイノベーションで課題解決することが重要だとして、世界中のスタートアップ企業との連携を主軸に据えたプログラム事業を提供する。

 取り組みとしては、SDGs達成に取り組む、またはSDGsを起点とした新たなイノベーションを創発したい企業や地方公共団体に対して、「SDGsビジネス化個別支援プログラム」を提供する。

 JINは、SDGsをイノベーションにつなげるための具体的な手法や、世界150カ国におよびスタートアップ企業や官民イノベーションエコシステムとのネットワークといった強みを持っている。NTTデータは、先進的なスタートアップとのソリューションの活用および広範な大企業の顧客基盤、オープンイノベーション活動「豊洲の港から」を通じた世界15都市のエコシステムパートナーとのネットワークやオープンイノベーションコンテストおよびアクセラレーション手法といった強みを持っており、それぞれの強みを活用してオープンイノベーションによる具体的な事業化を支援する。

 また、「SDGsビジネス化企画型プログラム」を共同で企画運営することで、SDGsへの関心を高め、取り組みを促進するプログラムをグローバルに展開する。

 JINでは、国連開発計画(UNDP)と共同運営しているSHIP(SDGs Holistic Innovation Platform)と連携し、日本企業のSDGs達成に向けたグローバルな取り組みを加速。NTTデータでは、2018年度グローバルオープンイノベーションコンテストにおいて、SDGs達成に向けたビジネスソリューション募集と「ベンチャー企業×大企業×NTTデータ」のWIN-WIN-WINを実現する新規事業創発を実施する。