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セールスフォース、IoTデータとCRMを簡単に連携できる「Salesforce IoT Explorer」を提供開始
2018年3月15日 12:08
株式会社セールスフォース・ドットコムは15日、高度なコーディングを必要とすることなく、IoTデータとSalesforce CRMを短期間で連携する「Salesforce IoT Explorer」を、国内で本格的に提供開始すると発表した。
Salesforce IoT Explorerは、IoTデータとSalesforce CRMの連携を簡単に行えるようにするソリューション。IoTデータを業務プロセスに必要な情報に変えるための時間、人材、コストを削減し、誰もがIoTデータを活用することが可能となるとしている。
コーディングをあまり必要としないローコード(low code)による簡単な操作を提供するインターフェイスを備え、ユーザーはマウス操作のみで任意のコネクテッドデバイスに対するルールベースの自動化を実現できる。例えば、製造会社の管理者が、工場のロボットがコンポーネント故障アラートを発した場合に、顧客へ直接連絡を入れるようカスタマーサービスに通知をするといった、ワークフローを簡単に構築できる。
コネクテッドデバイス、センサー、アプリケーションデータをSalesforceと連携することで、すべてのデータを顧客情報と掛け合わせ、リアルタイムな顧客コンテキストを提供する。これにより、サービスエージェントが機器の故障の頻度を把握することや、営業チームが機器の耐用年数に近付いていることが分かれば、プロアクティブな販売機会を見極めることができるとしている。
また、コネクテッドデバイスを通じて取得する顧客の状況を、データを通してリアルタイムに活用することで、営業、サービス、マーケティングが部門を横断し、先手を打つサービスを提供できると説明。例えば、地域の自動車ディーラーで顧客サービス担当者のスケジュール調整を行う管理者は、顧客が特定の走行距離に達したらサービスコールを行うようにワークフローを自動化するといった活用例を挙げている。
Salesforce IoT Explorer の価格は月額72万0000円(トランザクション件数による)から。また、セールスフォース・ドットコムでは、パートナー企業によるIoTシステム構築を推進するプログラムとして「Salesforce IoT アクセラレータープログラム」を開始する。第一弾のパートナーとしては、コネクシオ株式会社、株式会社タンバリン、株式会社テラスカイ、株式会社フレクト、株式会社ポテンシャルユナイテッドの5社が参画。製造やサービス、小売といった業界に特化した業務プロセスをIoTソリューションテンプレートとして開発し、順次提供していく。