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アジュールパワー、NTT東日本の閉域網とMicrosoft Azureを利用した「ファイル共有サービス」を提供開始

 アジュールパワー株式会社は7日、NTT東日本が提供する閉域ネットワークサービス「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」を利用して、Microsoft Azure(以下、Azure)上で構築するファイルサーバーおよび認証基盤の利用を可能とする「ファイル共有サービス」の提供を開始した。

 サービスは、広帯域光ファイバー閉域ネットワークを利用することで、パブリッククラウドをセキュアに利用できる環境を構築し、Azure上にファイルサーバーと認証基盤を構築する。

 Active Directoryをクラウド化することで、ファイル・フォルダーのアクセス権管理が可能で、PCのエクスプローラーを利用したドラッグ&ドロップによる直感的な操作感を実現。バックアップ、監視、ウイルス対策業務をアウトソースし、管理業務を軽減する。社内IPアドレスを使えるため、他の社内サーバーをクラウド上に簡単に移行が可能。データは東日本、西日本のデータセンターに保存され、BCP対策としても活用できる。

「ファイル共有サービス」提供イメージ

 初期費用は30万円、月額費用は7万9800円からと低価格を実現。ソフトウェア、ハードウェア資産を持たずに、月額の利用料だけで企業情報システム基盤を短期に構築でき、バックアップ、監視、ウイルス対策、障害対応など、これまでオンプレミス環境に費やしていた管理業務コストを大幅に軽減できるとしている。

 サービスでは、ヒヤリングシートをもとにネットワーク・サーバーを構築。閉域ネットワーク設計・構築(ExpressRoute、VPNGW、vNET)、ファイルサーバーサービス設計・構築(CPU1コア、メモリ3.5GB、データ容量1TB)、バックアップサービス設計・構築(1日1回、最大9999世代)などを行う。

 保守・運用サービスとしては、ウィルス検知時のメール通知機能や、稼働監視、リソース監視(30秒周期、30日間データ保持)、ファイルサーバーサービスのメンテナンス、24時間365日障害受付窓口を提供。オプションサービスとして、認証基盤サービス(PaaS/IaaS)、ファイルバージョン管理サービス、障害復旧サービス、データ容量追加サービスを提供する。