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チェック・ポイント、包括的なクラウド向けセキュリティソリューション「CloudGuard」を発表

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(以下、チェック・ポイント)は23日、クラウドアプリケーションやクラウドインフラを保護する企業向けセキュリティ製品ファミリー「CloudGuard」を発表した。

 ファミリーの1つである「CloudGuard SaaS」は、従来のCASB(Cloud Access Security Broker)とは異なる独自技術により、SaaSアプリケーションをサイバー攻撃から保護する製品。Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azure、Cisco ACI、OpenStack、VMware NSX、VMware Cloud on AWS、VMware ESX、Alibaba Cloud、KVM、Hyper-Vなど、多様なプラットフォームに対応する。

 チェック・ポイントでは、企業向けSaaSアプリケーションに対するセキュリティ侵害の約半数は、アカウントの乗っ取りが原因で発生していると説明。CloudGuard SaaSは、SaaSアプリケーションのための高度なセキュリティと脅威対策を提供する技術で、特許出願中の「ID-Guard」技術により、アカウントの乗っ取りを防止するとしている。

 ゼロデイ脅威対策としては、リアルタイムのサンドボックス、ランサムウェア対策、アンチボット技術、クラウドベースのリアルタイムの脅威情報を利用して、APT(Advanced Persistent Threat)や未知のゼロデイ・マルウェアによるSaaSアプリケーションのコンテンツへの感染を防ぐ。

 また、ID-Guard技術により、SaaSアカウントへのアクセスを試みる攻撃者や詐欺師を発見して遮断し、許可のないユーザーや侵害されたデバイスをブロック。データ保護では、機密データを自動的、強制的に暗号化。許可なく共有した場合にブロックし、そのデータを隔離する。