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IPA、「5分でできる!情報セキュリティポイント学習」新版を公開

クラウドサービス、スマートフォン、SNSなど6つの新たな学習テーマを追加

 独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)は22日、中小企業の従業員を主な利用対象とした、情報セキュリティ対策学習支援ツール「5分でできる!情報セキュリティポイント学習」の新版を公開した。

 「5分でできる!情報セキュリティポイント学習」は、IPAが2009年より公開しているツール。資料や情報の「保管について」「廃棄について」などの学習テーマと確認テストが用意されている。学習テーマは25あり、テーマごとの学習時間は5分程度。32問の確認テストに回答することで、学習結果としての理解の確認ができる。また、確認テストにすべて正解した場合に「修了証」が発行され、従業員の学習完了の確認などに利用できる。

 今回の新版は、2016年11月15日に刷新された「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」に対応したもの。また、ガイドラインの刷新とともに改訂された「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」の25の診断項目にも準拠。中小企業でも利用が増加しているクラウドサービス、スマートフォン、ウェブサービス(インターネットバンキング、SNSなど)など6テーマを加え、学習テーマの新旧差し替えを行った。

 IPAでは、サイバーセキュリティ強化のため、サプライチェーン全体で網羅的に対策を推進していく必要があるとして、中小企業における対策の強化に向け、施策を今後も充実させていくとしている。