BIGLOBEモバイルがIoT／M2M通信向けサービスを強化　月額400円台からの低価格プランや固定IPオプションなどを提供

　ビッグローブ株式会社（以下、BIGLOBE）は15日、モバイルサービス「BIGLOBEモバイル」において、法人向けIoT／M2M通信サービスを強化すると発表した。

　IoT／M2M通信向けの新プランとして、まず、電力量、水量、温湿度、加速度といった、通信容量の少ない環境データを扱うIoTデバイスでの利用を想定し、安価な「100MBプラン」「500MBプラン」の販売を開始する。価格（税別）はそれぞれ、月額400円、月額450円。

　回線速度は上り下りとも最大200kbpsで、提供開始は3月26日の予定。

　また、下り回線の速度を制限したアップロード向けプランにおいて、「上り高速200GBプラン」「上り高速300GBプラン」を用意した。価格（税別）はそれぞれ、月額1万1000円、月額1万5500円。これまでのアップロード向けプランは10GB～100GBまでの4プランで提供されていたが、月間容量を大容量化することで、防犯カメラやドライブレコーダーといった用途で利用したいというニーズに対応する。

　回線速度は上り最大50Mbps、下り最大256kbps。提供開始は3月26日を予定する。

　なおBIGLOBEモバイルを利用する場合は、法人向け通信サービス「BIGLOBEオフィスサービス」の料金が必要だったが、これらのIoT／M2Mプランでは、同サービスの基本コース 月額基本料を無料で利用できるとのこと。

　あわせて今回、IoTデバイスの遠隔監視やアクセス制限を行うために固定IPアドレスを利用したい、というニーズに応える目的で、「モバイル固定IPオプション」も提供される。データSIMカード1枚に対して、IPv4のグローバル固定IPアドレスが1つ割り当てられ、IPアドレスは管理者画面から確認可能とした。

　法人向けのBIGLOBEモバイルサービス専用のオプションサービスとなり、価格は1IPアドレスにつき月額500円（税別）。3月19日の提供開始を予定する。