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Fortinet、100Gbps超の次世代ファイアウォールアプライアンス「FortiGate 6000Fシリーズ」を発表

 米Fortinetは5日、次世代ファイアウォールアプライアンス「FortiGate 6000Fシリーズ」を発表した。製品は2018年第1四半期末までに提供が開始される予定。

 FortiGate 6000Fシリーズは、ネットワークエッジでの膨大な量のトラフィックに対処するエンタープライズエッジネットワークに適した製品。製品のラインアップは、「FortiGate 6500F」「FortiGate 6300F」の2製品。

 FortiGate 6500Fは、脅威保護が100Gbps、SSLインスペクションが130Gbps、NGFWスループットが140Gbpsと、100Gbps以上のスループットに対応。FortiGate 6300Fは、脅威保護が60Gbps、SSLインスペクションが70Gbps、NGFWスループットが80Gbps。また、搭載インターフェイスでは、zSFP+/QSFP28インターフェイスで10Gbps、40Gbps、100Gbpsに加えて、新たに25Gbpsのデータレートに対応する。

 ハードウェアアーキテクチャでは、ブレードの小型版であるコンパクトな内部処理カードを活用し、FortiGate 6000Fシリーズでは1つの3Uアプライアンスで最大10個の処理カードをサポート。それぞれのカードでは、複数の12コアCPU、SPU(Security Processing Unit)、コンテンツプロセッサ(CP9)、ネットワークプロセッサ(NP6)を組み合わせてディスクリート(個別)ユニットが構成される。

 この設計により、高度な回復力やセッションの規模など、従来のシャーシが提供するメリットを可能にしながら、飛躍的に速い速度とコンパクトなアプライアンスフォームファクタで高度なセキュリティ機能が提供されると説明。ディスクリート(個別)プロセッシングカード間でタスクをインテリジェントに割り当てる新しい独自の分散プロセッサ(DP3)を使ったハードウェアの負荷分散といった、さらなるメリットも実現するとしている。