NTTテクノクロス、英CanonicalのUbuntuサポートの日本語窓口を提供

　NTTテクノクロス株式会社は30日、英Canonical Group（以下、Canonical）と広範なパートナー契約を締結したと発表した。これに伴いNTTテクノクロスは、OpenStackをはじめとしたオープンソースソフトウェア（OSS）のサポートを強化するという。

　OpenStackおよびUbuntuの商用技術サポートを提供しているCanonicalでは、これまで、日本国内のパートナーに対し、バグレベルの問い合わせ対応を中心としたサポートを英語で提供してきた。

　しかし今回NTTテクノクロスは、Canonicalとのパートナー契約締結を受け、同社が提供しているUbuntuの商用技術サポートサービスを、日本国内のユーザーに向けて日本語で提供するという。

　また、故障の切り分け時、あるいはバグかどうか疑わしい場合の問い合わせに対してもサポートを実施するとのこと。

具体的には、以下のサービスを提供する。

　なおNTTテクノクロスでは、OpenStackクラウドプラットフォームの設計・構築・保守、各種OSSの導入支援といったサービスを提供してきたが、Ubuntuの開発・サポートを行っているCanonicalとのパートナー契約により、OSからミドルウェアまでのより幅広いサポートが可能になったとのこと。

　また、クラウドプラットフォーム関連事業において、自社の経験や技術力を生かした幅広いサポートを提供するために、社内有識者の継続的な育成とサポート要員の拡大を行うほか、OSSを活用したIoT/エッジコンピューティング、ビッグデータ分野における新規ソリューション展開など、ビジネス領域のさらなる拡大を目指す考え。

　そしてこれらの取り組みにより、クラウドプラットフォーム関連事業全体において、3年間で60億円の売上を目指すとしている。