エス・アンド・アイ、「IBM Watson Explorer」の月額利用サービスに低価格プランを追加

　エス・アンド・アイ株式会社は23日、自然言語を含む大量データを多角的に分析する「IBM Watson Explorer（以下、WEX）」の月額利用サービスについて、低価格プランの追加を実施した。

　WEXは、人の話し言葉や曖昧な表現を含む自然言語を解析するIBM Watsonソリューション群の1つで、文書やメール、SNSなどのテキストデータ、コールセンターログなどのデータから、文脈を理解し、傾向や頻度、相関関係などを高速かつ効率的に抽出・分析・見える化する。

　WEX月額利用サービスは、申し込みから最短1週間で利用を開始でき、分析データ量に応じて1カ月単位での課金となるため、必要最低限の費用で利用が可能。全国の主要地名や駅名、感情表現、Twitter取得情報など、分析時の手間を省力化するための主要な辞書サンプルを標準で提供し、WEXでの分析が初めてのユーザーを対象にしたトレーニングや、分析を支援するサービスなどをオプションで提供する。

　新たに追加した低価格プランは、初期費用30万円、月額16万円からで、分析データ量に応じて2GB単位から利用が可能。さらに、3カ月間の利用を前提に、難易度の高いWEX分析業務をプロが支援する「分析支援サービス」を加えた特別パッケージの提供も開始した。特別パッケージの価格は99万円から。