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遺失物管理の効率化を支援する「NEC 遺失物管理ソリューション」新版

 NECソリューションイノベータ株式会社は23日、施設に届けられた落し物・忘れ物(遺失物)の管理を支援する「NEC 遺失物管理ソリューション」において、遺失物情報のCSV取り込みなどに対応した新版を、同日より販売開始すると発表した。

 「NEC 遺失物管理ソリューション」は、鉄道やショッピングセンターなど、不特定多数が利用する施設に届けられた遺失物の管理を支援する製品。業務・運用内容に合わせて、クラウド型とオンプレミス型のシステムを選択できるようにしている。

 今回の新版では、まず、Excelなどで記録した遺失物の特徴などの情報を、CSV形式のデータで取り込めるようになった。遺失物情報をまとめて登録することで、登録作業を効率化できるほか、既存システムの遺失物に関連する情報をCSV形式データで取り込めるため、システム連携が可能になるという。

CSV形式のデータ連携イメージ

 また、遺失物の警察への届け出や廃棄処分などを行う際に、システムから出力された管理票に印字されているバーコードを読み取ることで、一覧で表示されている膨大な遺失物情報の中から、対象となる遺失物を選択し、情報を更新できるようにした。

 このほか、事前に撮影した遺失物画像の取り込み機能に加え、遺失物情報の登録時にPCやタブレットで遺失物を撮影し、その場で画像を登録する機能を新たに搭載。さらに、2017年4月1日の遺失物法施行規則の一部改正に対応している。

 価格は、クラウド型の場合、5施設までで月額利用料3万円(税別、初期費用別途)から。オンプレミス型では150万円(税別)からとなる。NECソリューションイノベータでは、今後3年間で25社での利用を目指す。