安川情報システムが工場向けセキュリティサービスを提供、トレンドマイクロのネットワークセンシング技術を活用

　安川情報システム株式会社は16日、工場向けセキュリティソリューション「MMsmartSecurity」の第1弾として、トレンドマイクロのネットワークセンシング技術を搭載した不正通信検知サービス「MMsmartSecurity FS-Eye」を発表した。

　MMsmartSecurity FS-Eyeは、トレンドマイクロの技術を用いて、工場内の制御情報ネットワークをクラウドから常時監視するサービス。工場内にエッジPC「SecurityEdge」を設置し、高精度なエンジンを用いてパケットを監視するほか、クラウドでログを分析し、サイバーリスク状況をレポートする。

　不正通信を検知した場合は、ユーザー側の管理者にメールでアラート通知するほか、サービスセンターから電話にてインシデント通知も行うため、重大なインシデントに発展する前の早期対応を実現するとのこと。なお、管理画面から感染状況、内部拡散状況を確認できる仕組みも提供する。

　また、SecurityEdgeは工場への設置を想定し、過酷な環境に耐えうる設計を採用。万一故障した場合でも、工場ネットワークに影響を及ぼさずに運用できるとした。

　導入にあたっては、安川情報システムが持つ製造業での知見を生かし、工場ネットワーク環境に影響を及ぼさない閉域網を用いるなど、セキュアで工場に導入しやすいサービス構成になっているとのこと。