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NTTスマートコネクト、ビジュアル分析ツール「Tableau」を利用したデータ分析ソリューションを提供

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は10日、Tableau Softwareのビジュアル分析ツール「Tableau」を利用したデータ分析ソリューションを提供すると発表した。

 NTTスマートコネクトでは、「SmartConnect Cloud Platform」「スマートコネクトVPS」「マネージドサーバ」といったクラウド基盤や、他社クラウドをセキュアに接続できるマルチクラウド接続サービス「クラウド クロス コネクト」を提供している。これらの各サービスは、ユーザー企業の拠点とのセキュアな閉域網接続が可能で、ハイブリッドクラウド環境としての利用にも対応しているという。

 今回同社は、Tableauのライセンス販売を開始するほか、こうした各サービスをTableauのデータソースの置き場として、あるいはTableauの動作基盤として活用することで、セキュアかつ低遅延でのデータ送受信を実現し、Tableauをより効果的に活用可能な「データ分析基盤」を提供する。

 具体的には、まず、ユーザー企業は自社の拠点に存在する各種データ/システムを、閉域網を経由してセキュアにNTTスマートコネクトのクラウドサービス上に配置可能にする。こうして、各種データ/システムが、NTTスマートコネクトのクラウドサービス上で動作するTableauと同じロケーションに配置されることで、Tableauは高速・低遅延で各種データ/システムへアクセスできるようになるため、ユーザー企業はTableauをより効果的に利用可能になるという。

 また、NTTスマートコネクトのクラウドサービス上で動作するTableauから、クラウド クロス コネクトなどを介し、他社クラウドサービス上に配置された各種データソースにもセキュアなアクセスを行えるので、より多様なTableauの活用が実現するとのこと。

 なお、NTTスマートコネクトはこのソリューション提供を通じ、パートナー企業とデータ分析ビジネスに関する協業を展開していく考え。例えば、株式会社アービンズとの協業では、NTTスマートコネクトのクラウドサービスや閉域網を用いたセキュアな環境下でTableauを積極的に活用し、アービンズの顧客企業が各種データに基づいた経営判断や業務改革ができる組織づくり支援を行うとした。

 さらに、顧客企業内においてデータ分析を担当する組織(BICC:ビジネス・インテリジェンス・コンピテンシー・センター)の構築支援を含め、戦略立案からデータ活用までを包括的に支援するトータルサービスを展開するとのことだ。