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エレコム、最大30Wの給電が可能なPoEインジェクター

 エレコム株式会社は26日、PoE受電対応機器に電源を供給できるPoEインジェクター製品を、1月中旬より順次販売開始すると発表した。最大15.4Wの給電が可能なIEEE 802.3af対応の「EIB-UG01-PF2」と、最大30Wの給電が可能なIEEE 802.3at/af対応の「EIB-UG01-PL2」をラインアップする。価格(税別)はそれぞれ、7600円、9800円。

 PoEインジェクターは、PoE受電に対応したネットワークカメラや無線LANアクセスポイント、IP電話などに対し、Ethernetケーブル経由で電源を供給するための装置。PoE給電により、ACアダプタなどから給電する必要がなくなるほか、電源が確保しづらい場所にも機器を設置しやすくなるという。

 今回提供する製品はいずれも、ラックなどの片隅にも設置できるコンパクトサイズで、日本メーカー製の電解コンデンサーに加えて、筐体にメタルケースを採用することで、50℃の高温稼働にも対応。工場やサーバーラック付近の過酷な環境でも安定して稼働できるとした。

 製品保証は標準で3年のセンドバック保証を提供し、オプションでセンドバック保証延長やデリバリー保証にも対応。さらに、ユーザー登録することで延長保証2年が追加され、計5年の保証を受けられるとしている。

 ネットワークインターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応。1ポートはデータ通信専用(入力用)、1ポートはデータ通信とPoE給電対応(出力用)となっている。

EIB-UG01-PF2
EIB-UG01-PL2