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キヤノンITS、メールセキュリティ製品「SPAMSNIPER AG」のファイル無害化機能を強化

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は14日、国内での独占販売権を持つ株式会社Jiransoft Japanのメール無害化・スパムメール対策製品「SPAMSNIPER AG」において、新版「同 Ver4.2」を提供すると発表した。新版では、メールの添付ファイルに含まれるマクロなどを除去する「ファイル無害化機能」を搭載している。

 SPAMSNIPER AGは、メールセキュリティ機能を統合して提供する製品。添付ファイル削除などのメール無害化機能、迷惑メール対策機能などを備えており、物理アプライアンス、仮想アプライアンス、サーバー導入型のソフトウェアなど、さまざまな形態で提供されている。

 今回の新版では、メール無害化機能を強化したファイル無害化機能を新たに搭載した。メールの添付ファイルとして送られてくるMicrosoft Officeファイル(Word、Excel、PowerPoint)に含まれるマクロと、PDFに含まれるJavaScriptを除去し、不正コードが埋め込まれていない、安全なファイルとして受信できるようにする。

 また、原本メールへのリンク付与機能により、受信メール本文のリンクをクリックするだけで、無害化処理が行われる前の原本メールを閲覧できるよう、操作性を改善。SPAMSNIPER AGへログインせず原本メールの確認を行えるため、利便性が向上している。

 さらに、テキストメールのURLリンク除去機能に対応し、ユーザーが誤って危険なWebサイトへアクセスすることを防止するとした。

 このほか誤送信対策では、G Suite環境において、複数の宛先へメールを送信する場合、送信者への通知(ZIPパスワードなど)を1通にまとめられるようにした。件数分、送信者に通知が届かないため利便性が向上するとのこと。

 なおキヤノンITSでは、他社のメールセキュリティ・誤送信対策製品からSPAMSNIPER AGへの乗り換えを推進すため、「他社乗り換えキャンペーン」を実施している。このキャンペーンでは、アプライアンス版の製品本体と、5年間のライセンス、先出しセンドバック保守が付属した「SPAMSNIPER AG キャンペーン版」を、190万円(税別)からで提供する。キャンペーン期間は、2018年2月13日のキヤノンITS受注分まで。