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アイビーシー、Microsoft Azure環境の運用を支援するソリューション

 アイビーシー株式会社(以下、IBC)は12日、Microsoft Azureに特化したソリューション・サービスを提供開始すると発表した。IBCでは、このソリューションを提供するため、System Answerシリーズのラインアップに、「System Answer for Microsoft Azure」を新たに追加している。

 このソリューションでは、性能監視ツール「System Answerシリーズ」と統合ログ管理ツール「Log Option」を組み合わせることで、Microsoft Azure上で稼働する仮想マシンやネットワーク機能の詳細な情報に加えて、ハイブリッド環境全体を一元的に管理できるように支援するという。

 具体的には、System Answerシリーズの性能監視機能に加え、Azure Monitor APIとの連携により、Microsoft Azure上で稼働する仮想マシンの詳細情報を長期的に収集・活用することで、適切なリソース割り当て計画や詳細な監視に対応する。

 また、Azure Monitor APIでは仮想マシンだけでなく、ExpressRoute、VPN GatewayといったMicrosoft Azureのネットワーク機能に関する情報も取得可能。System Answerシリーズによる性能監視機能を活用し、クライアント環境も含めたハイブリッド環境全体を、一元的に管理できるとしている。

 一方のLog Optionでは、Microsoft Azure、Office 365に加えて、Active Directory(AD)などを含めた、統合的なログ管理を行える。これにより、分散されるログの横断的、複合的な分析を行えるようになるため、システム全体のアクセス管理だけでなく、標的型攻撃対策にも活用できるとのこと。

 またMicrosoft Azure上での稼働であれば、ログの増加はディスク拡張で対応可能なことから、長期的なデータ保存からセキュリティ監査まで、広く活用できるとした。

 なお今後は、MSPサービス「SAMS(Speedy Action Management Services:サムズ)」による、ハイブリッドクラウド環境でのトータル運用管理サービスも提供する予定だ。