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ヴイエムウェア、クラウド管理製品を統合した「VMware Cloud Foundation 2.3」を発表

 ヴイエムウェア株式会社は6日、統合ハイブリッドクラウドプラットフォームの最新版となる「VMware Cloud Foundation 2.3」を発表した。VMwareの2018会計年度末(2018年2月3日)までに提供を開始する予定としている。

 VMware Cloud Foundation 2.3は、一貫性のあるインフラと運用を行えるハイブリッド クラウドの構築を簡素化する統合型のクラウド管理プラットフォーム(CMP)。

 最新版では、vRealize Automation、VMware vRealize Operations、VMware vRealize Log Insightsといったクラウド管理製品との統合を実現。ハイブリッドクラウド全域で、コンピューティング、ネットワーク、ストレージの管理と配備を行えるようになり、ユーザーはVMware Cloud Foundationを、従来のアプリケーションやクラウドネイティブアプリケーションをリライトすることなく稼動できる、ハイブリッドクラウドプラットフォームとして利用できるとしている。

 VMware Cloud FoundationとvRealize Automationの統合により、顧客はアプリケーションとインフラサービスの展開を自動化するセルフサービス機能をハイブリッドクラウド全域で実行可能となる。さらに、VMware vRealize OperationsとVMware vRealize Log Insightsの併用により、インテリジェントな運用を実践できる。

 また、同一ラック内でのヘテロジニアスなサーバー環境のサポートと、ワークロードをドメイン単位で特定のサーバに指定できる機能を新たに搭載。これらの機能の組み合わせにより、顧客はアプリケーションのニーズに応じてサーバー環境を調整でき、運用をより柔軟に行えるとしている。

 VMware Cloud Foundationは、オンプレミスでの展開に加えて、VMware Cloud on AWSやIBM Cloud for VMware Solutions、CenturyLink、富士通 K5、OVH、Rackspaceによるパブリッククラウドでの従量ベースのサービスとしても展開される。