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Dell EMC、「SCオールフラッシュ」ストレージアレイと「Dell EMC Unity」のアップデートを発表

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社は29日、ストレージアレイの新製品「Dell EMC SCオールフラッシュ(以下SCオールフラッシュ)」2機種を発表した。また、ブロックおよびファイル混在型ワークロードの効率向上とコスト削減を促進するために設計された「Dell EMC Unity」のソフトウェアアップデートにより、ストレージポートフォリオを拡大した。

 オールフラッシュ用に最適化された「SCオールフラッシュ」ストレージアレイは、データセンターをモダナイズ(最新鋭化)し、既存アプリケーションからより優れたスピード、効率、コスト削減効果を引き出すとしている。

Dell EMC SC7020F

 3Uアプライアンスとして提供される「SC5020F」と「SC7020F」は、デュアルアクティブ/アクティブコントローラ、8コア Xeonプロセッサー、最大256GBのメモリ、10GB iSCSIおよび16/32GB FCネットワーク接続用のマルチプロトコルをサポート。

 オールフラッシュのパフォーマンスは、アレイあたり最大39万9000IOPS、マルチアレイフェデレーションクラスタあたり390万の合計IOPSを実現。自動フェイルオーバーによる内蔵のビジネス継続機能を含め、簡単で無停止にワークロードの移行とロードバランスを実現するフェデレーションマルチアレイクラスタへのリンクが可能な状態で提供される。

 また、インテリジェントなデータ重複排除と圧縮、RAIDティアリング、広範囲なシン プロビジョニングにより、自動的にコスト削減効果が得られる。追加ソフトウェア ライセンスの購入や維持は不要で、SCシリーズのすべての機能を利用できる。

Dell EMC Unity

 新しい「Dell EMC Unity v4.3 OS」では、インライン重複排除機能の追加によってオールフラッシュの効率が向上。同期的なファイルレプリケーションによってデータロスゼロのビジネス継続性を実現し、データに影響を与えることのないストレージコントローラのアップグレードがオンラインで可能になる。

 さらに、デルとEMCジャパンでは、将来にわたって柔軟なサポートを提供する新しい「Future-Proof Storage Loyalty Program」を発表。このプログラムでは、製品が公表している通り動作することを保証する3年間の満足保証とともに、オールインクルーシブソフトウェア、ハードウェア投資保護、ストレージ効率性保証、安心なデータ移行といった特典を提供する。

 製品の価格は個別見積もり。SCオールフラッシュは、2017年12月に提供開始の予定。Dell EMC Unity OS v4.3は、2018年1月に有効なサポート契約を結んでいるDell EMC Unityユーザーに提供される。Dell EMC Future-Proof Storage Loyalty Programは、新しいSCシリーズまたはDell EMC Unityデータストレージアレイを直接または認定チャネルパートナーから購入した顧客に提供する。