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ネットワールド、米BlueDataのBDaaSプラットフォームを国内販売開始

 株式会社ネットワールドは26日、BDaaS(Big Data as a Service)ソフトウェアプラットフォームの大手プロバイダーである米BlueDataと代理店契約を締結し、Dockerコンテナ上でビッグデータアプリケーションをオンデマンドで展開する基盤ソフトウェア「BlueData EPIC(Elastic Private Instant Clusters)」を、ネットワールドの販売網を通じて日本語サポート付きで販売開始した。

 BlueDataは今回の契約により日本市場に本格参入することとなり、ネットワールドではビッグデータ利用を加速するソリューションとして、Dell EMC、HPE、Cisco、Nutanixやパブリッククラウドベンダーとともに、積極的にプロモーション展開する計画で、BlueData EPICによるBDaaSのデモやPoC環境(Networld BigData センター)なども無償で提供するとしている。

 BlueData EPICは、インフラストラクチャーとビッグデータアプリケーションの間にレイヤーを形成し、既存のインフラストラクチャーをマルチテナント環境のプラットフォームに変えることができるソフトウェアプラットフォーム。BlueData EPICプラットフォーム上でDockerコンテナの技術を活用し、Hadoop、Spark、その他のビッグデータワークロードを展開し、セルフサービスのプロビジョニング、ポリシーベースの自動化、およびプッシュボタンのアップグレードを提供するシンプルな方法を提供する。

 BlueData EPICを使用して、複数のクラスターが同じデータストレージへのアクセスを共有できるようにすることで、コストのかかるクラスターの広がりをなくし、データの重複問題を軽減できるため、ベアメタル展開に比べて最大75%のコスト削減を実現し、サーバー利用率を最大350%向上させられるとしている。

 BlueDataでは最近のアップデートとして、GPUアクセラレーションや深層学習(ディープラーニング)ツール(BigDL、TensorFlowなど)のサポートを発表し、BlueData EPIC上でGPGPU環境のマルチテナント化を実現した。また、Amazon Web Serviceに加えて、Google Cloud Platform、Microsoft AzureでBlueData EPICを実行できるようになり、オンプレミス、パブリッククラウド、ハイブリッドアーキテクチャーに展開できる唯一のBDaaSソリューションだとしている。

 参考価格は、BlueDataサブスクリプション(1物理CPUコア)がスタンダード1年で8万円(税別)から。日本語サポートはオプションで提供する。