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NTTデータ、ディープラーニング活用拡大に向けLeapMindと資本業務提携

 株式会社NTTデータは23日、ディープラーニングを活用したビジネスの拡大に向け、LeapMind株式会社と資本業務提携を行うと発表した。

 一般に、ディープラーニング処理を行うためには、クラウド/GPUなどの大きなコンピューティングリソースや高電力が必要で、小さなコンピューティング機器において動かすことは困難とされている。

 これに対してLeapMindは、クラウドやGPUに頼らずディープラーニングを活用するための高度なモデル圧縮技術を持つほか、圧縮したモデルをハードウェアに実装する技術も保有しており、ディープラーニングのモデル構築からその圧縮、ハードウェアへの実装までを、ワンストップで行えるとのこと。

 同社では、こうした一連の技術を、組込向けディープラーニング(深層学習)ソリューション「JUIZ(ジュイス)」として開発し、製造業におけるオペレーション自動化や自動運転システムを中心に、多数の大手企業へ導入しているという。

 一方のNTTデータでは、データサイエンティストを多く抱え、AI・Analytics活用から、データ連携・蓄積・分析基盤の構築、運用までトータルでお客さまにAI・IoTソリューションを提供してきた。

 今回NTTデータは、LeapMindとの提携により、NTTデータの組込系ソフトウェア開発力と、LeapMindのディープラーニング圧縮技術、ハードウェア実装の強みを生かし、サーバーサイドだけでなくエッジサイドでのAIソリューション提供も強化するとしている。

 なおLeapMindでは10月20日に、Intel Capital CEO Showcaseにて、米Intel Capitalをリードインベスターとし、NTTデータに加え、GMO VenturePartners株式会社、イノベーティブ・ベンチャー投資事業有限責任組合、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、米Visionnaire Ventures Fund、アーキタイプベンチャーズ株式会社の7社を割当先とした第三者割当増資を実施。総額11.5億円の資金調達を行ったことを発表している。

NTTデータ、ディープラーニング活用拡大に向けLeapMindと資本業務提携