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TIS、Pivotal Cloud Foundryのパートナー契約を締結 金融SIなどに展開へ

 TIS株式会社とPivotalジャパン株式会社(以下、Pivotal)は18日、Pivotalパートナー契約を締結したと発表した。これに伴い両社は、Pivotalの商用PaaS基盤ソフトウェア「Pivotal Cloud Foundry」に関して協業するという。

 Pivotal Cloud Foundryは、エンタープライズ向けの商用版PaaSソフトウェア。クラウドアプリケーションの迅速な配備を行えるほか、セキュリティ機能、本番運用に耐えうるスケーラビリティをあらかじめ備えており、GEやシティバンク、DBS銀行、HSBC、Yahoo! Japanなどさまざまな企業での採用実績を持つという。

 一方、TISでは2016年12月に、リテール決済ソリューション「PAYCIERGE」サービスのクラウド実行基盤(PaaS)としてPivotal Cloud Foundryの採用を決め、銀行、クレジットカード会社、Fintech企業などを中心に、「PAYCIERGE 2.0」を展開してきた。

 今回TISでは、PAYCIERGE 2.0の実行環境に加え、ダイレクトバンキングやFintechサービスなどの開発・実行基盤として、Pivotal Cloud Foundryを金融システムインテグレーション(SI)に展開することを目的に、Pivotalパートナー契約を締結した。

 TISは、Pivotalの協力のもと、2018年3月までにPivotal Cloud Foundryの技術者30名の育成を目指すほか、金融業界以外にも、製造業などに対してのPivotal Cloud Foundryの提供も計画するとしている。