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富士通、インテル最新CPU「Xeonスケーラブル・プロセッサー」搭載のPCサーバー「PRIMERGY」新モデル
2017年7月12日 12:26
富士通株式会社は12日、インテルのサーバー向け最新CPU「Xeonスケーラブル・プロセッサー」を搭載したサーバー製品「PRIMERGY」シリーズ新モデルの販売を開始した。
新モデルは、従来比約1.6倍の性能向上を実現したXeonスケーラブル・プロセッサーを搭載。富士通独自のサーバー管理機能「iRMC(integrated Remote Management Controller)」について、HTTPS対応やモバイル端末対応など、セキュリティや利便性において強化した。
2ソケット1Uラック型サーバー「PRIMERGY RX2530 M4」および2ソケット2Uラック型サーバー「PRIMERGY RX2540 M4」は、最大3TBの大容量メモリや最大215TBの大容量ストレージによる拡張性を備え、中堅企業や大企業における基幹システムや、仮想デスクトップシステム、データセンターなどに適したミドルレンジサーバー。
価格(税別)は、PRIMERGY RX2530 M4が45万1000円から、PRIMERGY RX2540 M4が49万円から。7月12日から販売を開始し、提供開始は8月下旬から。
「PRIMERGY CX2550 M4」「PRIMERGY CX2560 M4」は、2Uサイズのシャーシに最大4台搭載可能なマルチノードサーバー。PRIMERGY CX2550 M4は、ハイパフォーマンスコンピューティング向けのPCクラスターに求められる、高性能なCPUやメモリ、ネットワークなどの要件に特化。PRIMERGY CX2560 M4は、1ノードあたり最大6台のHDDが搭載可能で、高集積密度・高拡張性を保持するとともに、取り外しや交換が可能なオンボードネットワークカードを採用することで、柔軟なネットワーク構成を実現する。
価格(税別)は、PRIMERGY CX2550 M4が71万4000円から、PRIMERGY CX2560 M4が72万3000円から。8月下旬から販売を開始し、提供開始は9月下旬から。
「PRIMERGY CX2570 M4」は、2Uサイズのシャーシに最大2台搭載可能なマルチノードサーバー。AIシステムやハイパフォーマンスコンピューティングに最適なGPUコンピューティングボードや、仮想デスクトップシステムでの高度な画像処理を実現するVDIグラフィックスボードを搭載可能となっている。
PCI Expressよりも高速にデータの共有が可能な「NVIDIA NVLINK」でGPU間を接続し、1ノードあたり最大4枚の「NVIDIA Tesla P100」を搭載することで、AIシステムやハイパフォーマンスコンピューティングにおいて、従来比2.2倍の処理性能向上を実現。製品は、国立大学法人九州大学情報基盤研究開発センターの新スーパーコンピューターシステムに採用されている。
PRIMERGY CX2570 M4の価格(税別)は153万9000円から。9月中旬から販売を開始し、提供開始は10月中旬から。