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アライドテレシス、秀丸メールとSDNソリューションを連携させ管理者の運用を支援

 アライドテレシス株式会社は17日、自社のSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、サイトー企画のメールソフト「秀丸メール」を連携させ、6月より新たなソリューションを提供すると発表した。

 アライドテレシスの「SES」は、SDN/OpenFlow技術を用いて、企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。すでに企業向け人事システム、IT資産管理システム、生体認証システム、標的型攻撃脅威検知システムなどとの連携に対応している。

 今回は、Windows OS向けのメールソフトである秀丸メールとの連携により、セキュリティ管理者向けの制御指示操作性向上、およびセキュリティアプリケーションとのSDN連携の可能性を拡大するメールインターフェイスを強化するとした。

 1つ目は、セキュリティ管理者向けの制御指示操作ソリューションで、Secure Enterprise SDNコントローラー(AT-SESC)にログインしなくとも、メールにてIPアドレスやデバイスIDを指定し、通信遮断やVLAN隔離制御、制御指示の解除/復旧を行えるようにする。場所を問わずメールによって制御指示を出せるため、マネージド・セキュリティ・サービス(MSS)のセキュリティオペレーターや、組織内のセキュリティ管理者の操作性が向上するという。

 2つ目のセキュリティアプリケーション連携拡充ソリューションでは、メールによるシステム連携を実現する。従来、AT-SESCとのアプリケーション連携では、主にSyslogによる連携を実現してきたが、Syslogに対応しているセキュリティアプリケーションは特定のシステムに限られているという問題があった。

 一方でほとんどのセキュリティアプリケーションは、管理者あてにアラームメールを送信する機能を備えているため、秀丸メールにてメッセージ変換の仲介を行うことにより、メールによってAT-SESCと容易に連携を行えるとしている。