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システムサポート、Azureの機能を最大限に活用したクラウドDWHソリューション

 株式会社システムサポートは18日、Microsoft Azureを基盤として用いたオールインワン型データウェアハウス(DWH)ソリューション「Smart DWH」を、同日より提供開始すると発表した。

 Smart DWHは、Microsoft Azure環境を利用して、データ連携から分析基盤となるDWH、BIでの可視化、機械学習、バックアップや監視などのシステム運用までを、オールインワンで提供するソリューション。DWHは「SQL Data Warehouse」、データ連携は「Data Factory」、BIは「Power BI」、機械学習は「Azure Machine Learning」といった、Microsoft Azureで提供されているデータ分析に必要な機能を組み合わせた。

 これらの機能はクラウドで提供されているので、ハードウェアの調達や面倒な導入作業は不要で、初期投資の抑制や利用開始までの時間短縮を実現するのみならず、データ量の増加に応じたリソースの調達も簡単に行える。

 またSmart DWH提供にあたり、システムサポートはクラウド環境におけるDWHの開発の進め方、DWHの定着までを体系的に定義した独自の方法論「Smart DWHメソッド」を作成。これに沿ってSmart DWHの導入から評価までの工程を一貫して管理するため、データ分析をスムーズに軌道に乗せられるとしている。

 さらに、ソースデータの増加、DWHの機能追加などのアジャイル開発に加え、システムトラブルの対応など、運用サポートをセットで提供する。

 価格は個別見積もりだが、参考価格(税別)として、PoC(概念実証)メニューが120万円から、システム構築初期価格が200万円から、月額利用料が20万円から。

 システムサポートでは、DWHを活用したデータ分析に興味があり、スモールスタートで手軽に試してみたいと考えている企業や、オンプレミスのDWHを利用しているが、メンテナンスの手間や費用、拡張性などに課題を抱えている企業などを主な対象としてSmart DWHを展開する考え。

 すでに、大手小売業をはじめとする複数の企業でPoCが進んでいるとのことで、今後も日本マイクロソフトとの連携により、販売協業や事例作成に取り組むとしている。