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AMD、サーバー向け新プロセッサ「Naples」をプレピュー公開

 米AMDは7日(米国時間)、サーバー向けCPU「Naples(開発コード名)」のプレビュー公開を行った。2017年第2四半期より順次出荷開始となる予定で、本格的な出荷開始は2017年下半期となる見込み。

 Naplesは、最大2ソケットまでのサーバー向けに開発されているCPUで、先ごろ発売されたコンシューマ向け「Ryzen」と同じ最新のZENアーキテクチャを採用しており、同アーキテクチャのコアを最大32コア搭載する。また、1コアあたり2スレッドの処理に対応するので、2ソケットサーバーでは最大64コア/128スレッドに対応可能だ。

 メモリはNaples1基あたり8チャネルのDDR4をサポート。2ソケットでは最大16チャネル、32枚のDDR4 DIMMを搭載できるとした。さらに、128レーンのPCI Express 3.0対応コントローラも一体化されているという。

 AMDでは、Bulldozerアーキテクチャのサーバー向けCPUでは期待するほど性能を出せず、同市場では存在感を失ってしまったが、先行して提供開始となったRyzenの評価は上々であり、同じアーキテクチャを採用しているNaplesへの期待も高まってきた。

 本誌でも、詳細なレポートを後日掲載する予定だ。