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ラック、増加するウェブサイトへの攻撃の脅威に向け、アカマイとの連携を強化

アカマイのソリューションとラックの監視センターを統合したマネージドセキュリティを提供

 株式会社ラックは26日、アカマイ・テクノロジーズ合同会社(以下、アカマイ)との戦略的パートナー契約を締結したと発表した。ラックでは、アカマイのウェブセキュリティソリューションと、ラックのセキュリティ監視センター(JSOC)を統合した、マネージドセキュリティサービス(以下、MSS)を提供する予定。

 JSOCでは、分散型サービス妨害(DDoS)およびウェブアプリケーション攻撃に対する24時間365日の監視、分析、運用支援を通じて、顧客のセキュリティインシデント対応をサポートする。MSSサービスは、アカマイによって認定されたJSOCのエンジニアによって提供され、ラックのネットワーク監視サービスに追加される。ラックは、アカマイからこの認証を受ける日本初の企業になるという。

 日本国内においても大規模なウェブへの攻撃が増加し始めている中、ラックではこうした攻撃への対策分野におけるリーディングカンパニーであるアカマイと、2013年3月に協業を開始。アカマイのソリューションの拡販に取り組んでいるが、ラックが提供する緊急対応サービス「サイバー119」におけるウェブサイトの被害相談が増加していることを受け、アカマイとの連携をさらに強化する。

 ラックでは、今回のJSOCによるMSSサービスの提供だけではなく、サイバー救急センターやセキュリティ診断、セキュリティ人材育成といった多方面での連携を順次強化していくとしている。