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ALSI、ランサムウェア対策などを強化した情報漏えい対策製品「InterSafe ILP Ver. 5.0」
2016年12月21日 06:00
アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は20日、情報漏えい対策製品群「InterSafe ILP」の新版「同 Ver. 5.0」を発表した。同日より販売を開始している。
今回のバージョンアップ対象は、ファイル自動暗号化ソフト「InterSafe IRM」、デバイス制御ソフト「InterSafe DeviceControl」、セキュリティUSBメモリ作成ソフト「InterSafe SecureDevice Ultimate」、持ち出し申請・承認ソフト「InterSafe WorkFlow」の各製品。
このうちInterSafe IRMでは、自動バックアップ機能によるランサムウェア対策を追加した。ファイル保存時に、専用ツールを利用しないとアクセスできないセキュリティフォルダの中に自動的にファイルのバックアップを保存するため、万一ランサムウェアに感染してしまったとしても、バックアップファイルは保護されており、確実に感染前の状態に復元できるという。
また、企業や組織における内部犯罪対策として、ユーザー属性ごとにコピーや印刷を制御する機能を追加した。例えば、ユーザー属性が「役員」の場合は内容を別ファイルにコピーすることや印刷を許可するが、ユーザー属性が「一般」の場合は印刷・コピーを禁止するなど、柔軟な設定を行えるとのこと。
InterSafe DeviceControlについては、米FireEyeの標的型攻撃対策製品「NXシリーズ」の連携機能を追加した。NXシリーズが検知した未知のマルウェア情報をInterSafe DeviceControlにリアルタイムで登録し、感染した端末をネットワークや外部デバイスから即時的に隔離する仕組みにより、ほかの端末への感染拡大を防止する。
なお、同社のWebフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」もNXシリーズとの連携に対応してており、これらを組み合わせて利用することで、万一マルウェアに感染した場合でも、ネットワーク内のすべての端末からの不正な通信をインターネットの出口でブロックするとともに、非感染端末への攻撃を防げるため、標的型攻撃への強固な即時対応を実現するとしている。