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キヤノンMJとNECがネットワークカメラで協業、顔認証システムを組み込み可能な管理システムを発売
2016年11月29日 16:06
キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)と日本電気株式会社(以下、NEC)は、ネットワークカメラのビデオマネジメントシステム(VMS)領域において協業し、顔認証システムが組み込み可能なアプライアンスサーバーの販売を開始した。
協業では、NECのサーバー「Express 5800」シリーズに、キヤノングループのMilestone Systemsの映像管理ソフト「XProtect」をあらかじめインストールし、アプライアンスサーバーとして製品化。小規模施設においても簡単に導入可能にするとともに、24時間受付可能な保守サポートを提供し、システムの安定稼働を支援する。
XProtectは、キヤノンを含む150社、5000機種以上のデバイスに対応し、SDKにより各種システムとの連携やプラグイン対応が可能。今回の協業では、NECの顔認証エンジン「NeoFace」を活用した顔認証オプションに対応させ、XProtectの画面上で顔認証を用いた各種機能を実現した。
連携により、カメラ映像からのリアルタイムの顔認証だけでなく、検出された顔のログから録画データの該当部分を再生する機能や、録画データから顔認証用のデータを生成するといった利用にも対応。顔認証機能が加わることで、防犯対策としてだけでなく、顧客対応や迷子案内など各種施設での活用や、介護施設の見守り対策など、さまざまな用途に活用できるとしている。
製品の希望小売価格(税別)は、サーバーとHDD(1TB×2)、カメラ8台分のライセンスが含まれる「VMS導入セット 1TBモデル」が53万円から。さらに顔認証ライセンスを加えた「VMS導入セット 顔認証エントリーモデル」は129万円から。キヤノンMJとNECの販売網により販売を行い、12月下旬より順次出荷を開始する。