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ネオジャパン、スマホ向け機能を強化した企業向けチャットシステム「ChatLuck V2.0」

 株式会社ネオジャパンは22日、企業向けのチャットシステム「ChatLuck(チャットラック)」において、新版「同 V2.0」を同日より提供すると発表した。オンプレミス向けのパッケージ版に加え、11月1日より提供開始されたクラウドサービス版でも新版を利用できる。

 「ChatLuck」は、ネオジャパンがグループウェア「desknet's NEO」の開発・提供で培ったノウハウを生かして、企業のさらなる生産性向上のためのツールとして開発したビジネスチャットシステム。PCとスマートフォンを活用して、個人間、チーム間、取引先間で、即時性の高いメッセージやファイルのやり取りを、高いセキュリティのもとで行えるという。

 今回の新版では、主にスマートフォン向けの機能が強化された。まず、スマートフォンのGPSを用いてメンバーの現在地を収集・確認するための、位置情報のリクエスト機能を搭載した。各メンバーの位置情報を地図上で視覚的に把握できるので、保守・サポート業務や訪問医療、あるいは災害時の簡易的な安否確認などに利用可能としている。

位置情報のリクエスト機能

 また、スマートフォンから動画を撮影して投稿する機能が追加されたほか、撮影した写真を軽量化してから投稿する機能も新たに備えた。それほど画質が必要ない場合などに利用すると、データ通信量を削減できるとのこと。

写真の圧縮に対応

 さらに、エンドユーザーのプライベートに配慮するため、スマートフォンへのプッシュ通知を制限できるように改善した。プッシュ通知を行う曜日や時間帯を指定可能にすることで、定時後、あるいは休日といった業務時間外への配信を制限できる。

 このほか、管理者からの一斉通知機能を実装し、システムメンテナンスなどの告知を送りやすくした。

 価格例は、パッケージ版のルームライセンスが10ルームまでで15万円(税別)から、あるいはユーザーライセンスが100ユーザーで36万円(税別)から。クラウド版は1ユーザーあたり月額300円(税別)で、最低5ユーザーから利用できる。

 なおクラウド版に関しては、株式会社アイネットとの協業のもと、同社のクラウド基盤「Next Generation EASY Cloud」上での本格稼働を開始したことが、11月15日に発表されている。

 ネオジャパンによればこれによって、ChatLuckのクラウド版は、小規模ユーザーに対しても、低価格のまま、信頼性・安全性に優れた環境で提供できるようになったとのこと。