ネオジャパン、大規模環境での性能などを向上させたビジネスチャット「ChatLuck」新版

　株式会社ネオジャパンは15日、オンプレミス型のビジネスチャットシステム「ChatLuck（チャットラック）」を機能強化し、「同 V1.1」として提供すると発表した。

　ChatLuckは、企業向けに特化したチャットシステム。クラウドサービスとして提供される製品が多い中、オンプレミス型で提供されており、中堅・大規模ユーザーを中心にコミュニケーションツールとして導入が進んでいるという。

　今回の新版では、大規模利用におけるユーザーニーズを製品に反映した。まず性能面では、Webブラウザとのリアルタイムなメッセージ交換を実現する「リアルタイム通信サーバー」の改善により、多数のクライアントが同時接続した際の応答性能を向上させている。これにより、クライアント端末の同時接続数が1万台を超えるような大規模環境でも、アプリケーションサーバーが1台の構成で、高い応答性能を発揮できるようになったとのこと。

　一方管理面でも、ユーザー、組織、ルームの情報など、各種マスタ情報を管理するためのコマンドラインインターフェイスを用意した。これらの情報を一括でインポートできるので、人事システムなどから出力したマスタ情報をバッチ処理で取り込み、ユーザー管理を自動化する、といった運用が可能になる

　このほか、ルームでの発言に対するメンバーの既読・未読状況の一覧表示や、スマートフォンのプッシュ通知からのルーム・コンタクトの直接表示、iOSにおけるアプリケーションアイコンへの未読数のバッジ表示など、使い勝手の改善も実施された。

　価格は、ユーザーライセンスが100ユーザーで36万円から、ルームライセンスが10ルームで15万円から。