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ネオジャパンのビジネスチャット「ChatLuck」、端末認証などを追加した新版を提供

 株式会社ネオジャパンは4日、オンプレミス型ビジネスチャットシステム「ChatLuck(チャットラック)」において、新版「同 V1.2」を提供開始したと発表した。

 ChatLuckは、企業内外でのコミュニケーションと共同作業の効率を向上させる、Web型のビジネスチャットシステム。PCやタブレットではWebブラウザからの利用できるほか、スマートフォン向けアプリが用意されているので、外出先などを含め、さまざまなメンバーとリアルタイムでコミュニケーションを行うことができる。

 今回はまず、新着情報をデスクトップへ通知するPC向けクライアントアプリが提供される。これにより、PCのWebブラウザを利用していてもスマートフォンアプリと同様に新着がプッシュ通知されるようになるので、いち早く新着情報に気づき、より円滑なコミュニケーションを行えるとのこと。フレームワークにはElectronを採用し、Windows/Macに対応。自動アップデート機能も備えているため、展開後の管理負荷もかからないという。

デスクトップアプリ

 セキュリティ面では、アクセスを許可していない端末からの接続をブロック可能な、端末認証機能を搭載した。PC版、スマートフォンアプリの両方に対応し、PC、タブレット、スマートフォンのすべての端末情報を登録できる。

 アクセスを許可する端末をChatLuck上で登録・制限でき、セキュリティレベルが担保されていない私物端末からの接続をブロック可能なほか、万一の紛失・盗難の際には、管理者側で利用停止措置を取れる点がメリットとした。

 なおクライアント端末の認証は、クライアント証明書ではなく、端末情報を登録すると自動で生成される「端末認証コード」と、ユーザー側のブラウザ/アプリで認証が成功すると発行される「暗号キー」の2つを組み合わせて行う仕組み。端末情報の登録や変更、利用停止や再開などはGUI、コマンドラインによる一括設定が可能で、コストや管理者への負担をかけることなく、標準機能のみで簡易的なMDM(モバイルデバイス管理)を実現できる。

認証の仕組み
端末認証の画面イメージ

 加えて、ログの監査機能を強化し、マイルームに投稿された個人用の投稿内容や、一対一でのメッセージ(コンタクト)のエクスポートをサポート。このほか、意見の取りまとめがよりスムーズに行える実名アンケート機能の追加、書きかけメッセージの一時保存や不在着信・着信履歴メッセージの表示をはじめとする使い勝手の改善など、さまざまな強化も行われている。

 価格(税別)は特に変更はなく、ユーザーライセンスが100ユーザーで36万円から、ルームライセンスが10ルームで15万円から。