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ホログラフィックコンピュータ「Microsoft HoloLens」、国内でも開発者・法人向け提供へ

2016年内にプレオーダー開始予定

 日本マイクロソフト株式会社は1日、Windows 10を搭載した自己完結型ホログラフィックコンピュータ「Microsoft HoloLens」を、日本の開発者および法人向けに提供することを決定したと発表した。2016年内中にはプレオーダーを開始する予定。

 HoloLensは、現実の目の前の世界と、3Dのホログラムの世界を融合させた「Mixed Reality(複合現実)」を実現するデバイス。米国およびカナダ市場を対象に、開発者向けのDevelopement Editionが3月より提供開始されたほか、法人向けキット「Hololens Commercial Suite」も提供されている。

 国内では、アジア初の事例として日本航空株式会社(JAL)がHoloLensを活用した業務用プロトタイプの開発に取り組んでいるが、今回、日本の開発者や法人向けの提供も正式に発表された。

 この発表について日本マイクロソフトの平野拓也社長は、「Mixed Realityは当社の注力分野であり、これによって新しいデジタルの経験やコラボレーション、コミュニケーションが広がる」と述べ、国内でのHoloLensの展開に期待を示していた。

Microsoft HoloLensを手にする平野拓也社長