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ラック、「情報リテラシー啓発のための羅針盤コンパス」に生成AI活用を追加した新版を公開
2026年1月27日 14:44
株式会社ラックは26日、ICTや情報メディアを活用するために必要な知識をまとめた「情報リテラシー啓発のための羅針盤コンパス(以下、羅針盤)」シリーズの第3.0版を公開した。
「情報リテラシー啓発のための羅針盤コンパス」は、2019年3月の初版公開以降、研究者による学術的根拠と法教育の視点に基づく監修を受けながら改訂を重ね、「本編」「使い方ガイド」「参考スライド集」「情報活用編」を展開してきた。シリーズ累計の配布数は2025年12月時点で1万4000冊を超え、教育現場や企業研修で広く活用されているという。
今回公開した第3.0版では、生成AIの急速な普及やネット詐欺の巧妙化を踏まえ、特に相談件数が増えている「生成AIの不適切利用」「特殊詐欺」「通信販売サイトにおけるトラブル」を新規トピックとして取り上げた。生成AIを安全に活用するための視点、SNSで広がる偽情報の見抜き方、通販サイトで遭遇しやすいダークパターンの具体例など、最新動向を踏まえた実践的なリスクの解説を追加している。自分自身が情報リテラシーを学ぶだけでなく、これらのテーマを扱う講座や研修を企画する際の方針を決める目的にも活用できる。
また、本編を補足する「参考スライド集」を全面刷新し、図解やチャート、最新統計を大幅に追加した。教員や研修担当者が授業や講義で使いやすい構成にしたほか、生徒・学生がレポートや発表に活用できるよう、視覚的に理解しやすい表現へと見直している。
ラックの研究開発部門である「サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室」では、現場で蓄積した啓発のノウハウを「羅針盤」に随時反映し、より効果的な教育手法の検討を進めている。変化の激しい情報環境において、情報リテラシーと情報セキュリティを社会全体で底上げする実践的な指針となるよう、今後もアップデートを続けていくとしている。
