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TISとSingtelがマネージドセキュリティ分野で提携、国内でセキュリティサービスを提供

 TIS株式会社とシンガポールのSingapore Telecomunications Limited(以下、Singtel)は26日、マネージドセキュリティサービス(MSS)分野で戦略的提携契約を締結したと発表した。TISでは、Singtelの子会社である米Trustwave Holdings(以下、Trustwave)のMSSを、「TISマネージドセキュリティサービス Powered by Trustwave」として日本市場へ展開するという。

 TrustwaveのMSSは、全世界に8カ所のセキュリティオペレーションセンター(SOC)を保有し、グローバルレベルで発生する脅威を迅速にとらえて、最新のセキュリティ対策を全世界均一に提供している。今回のサービス提供にあたっては、SOCを日本に構築するとともに、TISがマーケティングから営業活動を、またTrustwaveがグローバル品質の一貫したサービスのデリバリをそれぞれ担当するとのこと。

 なおTISは、世界中で現在発生している脅威情報をいち早く収集分析し、提供サービスに即時対応することや、初期投資を抑え、必要なサービスを迅速にスタートできるクラウドサービスであること、世界各地のSOCを通じてリアルタイムな監視を提供していることなどをコンセプトとする「リアルタイムセキュリティ」を掲げ、「TISマネージドセキュリティサービス Powered by Trustwave」として、TrustwaveのMSSとTISのセキュリティコンサルティングやノウハウを提供するとした。

 具体的なサービスとしては、インターネットゲートウェイやサンドボックスなどのマネージドサービスから脆弱性スキャン、SIEM(セキュリティ情報/イベント管理)まで、企業のセキュリティレベルを高めるために必要となるサービスを、フルラインナップで提供する。

 サービスは、11月から2017年6月にかけて、順次提供開始される予定だ。なおTISは、セキュリティコンサルティングサービスやセキュリティ製品構築運用などを組み合わせ、2020年までに売上100億円の獲得を目指すとしている。